シリーズ「病気」

シリーズ病気 No.46 スギ花粉とヒノキ花粉

耳鼻咽喉科(医長) 森脇 計博(もりわき かずひろ)

みなさん、こんにちは。この冬は寒かったせいか、インフルエンザだけでなく、はなかぜ、のどかぜなどで耳鼻咽喉科を受診していただいた方が多数おられたようです。しかし、この文章を読んでいただく頃は、例年以上に寒かった冬がようやく終わり、桜が咲き春を実感されておられる時期と存じます。

さて、例年の如く花粉症の時期となっております。国民病と言われる昨今、もうすでにマスコミで花粉情報などいろいろご存知の方もおられると思いますが、みなさんはいかがですか?くしゃみ、はなみず、はなづまりはどうですか?

例年とは少し異なり、今年のスギ花粉は2月下旬から飛散しました。去年よりスギ花粉が少ないという情報や、大雪などで気温が低かったことなどで、毎年早目に抗アレルギー薬を内服されていたり、マスクなど自己管理をされていても、今年は油断された方がおられたようです。

また、去年のスギ花粉大量暴露のため、今年からスギ花粉になられた患者様もおられました。4月に入ればスギ花粉も減ってきますので、来年こそは早目の対策をよろしくお願いします。

やれやれ、それじゃやっと花粉症も終わりと思っておられる読者の方、鼻がかゆくありませんか?くしゃみ、はなみず、はなづまりは?スギ花粉は終わったんじゃあないの?はい、そうです。しかし、ご存知の方も多いと思いますが、次の花粉、ヒノキ花粉があるんです。これはスギ花粉が終わる頃4月に多く、またやっかいなことにスギ花粉症とヒノキ花粉症を両方もっておられる方が多数みられます。そしてよくみられるパターンとして、スギ花粉が軽症になりつい内服薬や点鼻薬をやめてしまい、しばらくしてヒノキ花粉がひどくなりあわてて薬を再開される方がおられます。先ほどお話したように花粉症はひどくなる前に早目の対策が必要ですので、両方もっておられる方は治療を自己中断することなく続けていただきたいと存じます。そうすれば、うまくヒノキ花粉も乗り切っていただけると思います。

尚、少し嫌なお話をしますが、花粉症はスギ、ヒノキだけでなく、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギなどなど、秋までずーっと続きます。ご自身が何の花粉に対してアレルギーがあるかは、簡単な方法として採血検査がありますので、お気軽に受診してください。

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