シリーズ病気 No.53 シミについて
形成外科(副 医長) 村上 恵未( むらかみ えみ)
テレビの化粧品広告ではしばしば、「シミひとつない肌」 という言葉がでてきます。シミを気にされている方が大変多いからでしょう。
実際、当院形成外科外来にも「シミをとりたい」と受診される患者さんがしばしばいらっしゃいます。今回はシミについて原因や種類、治療法についてお話させていただきます。
1、原 因
最も多いのは無防備で日光(紫外線)にさらされているということでしょう。無防備とは日焼け止め、日傘、帽子等で紫外線を予防していないということです。近年オゾン層の破壊が年々進み、紫外線量が増加してきてます。無防備な状態で過ごすと、頬や鼻に薄い茶色い円形の色素班がでてきます。したがってこれらの紫外線から肌を守ることが重要になってきますが、過去にうけた紫外線のダメージを消し去ることはできません。
2、シミの種類
一概にシミと言っても様々な種類がありそれにより治療法も違ってきます。
外来で頻度の多いものとして下記のものがあります。
- a、老人性色素班
一般的にいわれるシミで最も多いものです。紫外線が原因のことが多く発生部位も頬、鼻先、 手といった日光に当たる部位でよく見られます。治療はレーザー治療、外用剤が使われます。 - b、肝班(かんぱん)
女性ホルモンが発生に関与しており紫外線、ストレス等で悪化します。発生部位は頬に左右対称に出ることが多いです。治療は、内服薬や外用剤も使われますがフォトフェイシャルが有効です。 - c、炎症後色素沈着
過去に火傷、けが、ニキビ跡などに一致しており一見シミのようにみえます。
3、シミの治療
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内服薬としてビタミン剤やトラネキサム酸を用います。外用剤としてハイドロキノンという美白剤を用いることが多いです。又肌の角質、くすみをとるという目的で美白の補助としての化粧品もあります。
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レーザー治療は当院ではアレキサンドライトレーザーを使用しております。
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フォトフェイシャルとは、光治療器(IPL)を用いて行います。特に老人性色素班には、有効例が多いようです。比較的薄いシミに効果を認め、美肌作用もあります。
b、cの治療を行っても効果の得られない患者さんもいますが多くの方は満足を得たという実績もあります。まずは御相談いただければと思います。
治療費については自費になります。
今回お話した紫外線には発ガン作用もあります。UVケア、UVカット等と呼ばれる日焼け止めが多数市販されています。出かけるときは必ずぬって出かける習慣を身につけることが予防にとても大切です。
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