受診に関する情報一覧

脳ドック

脳ドックは、人間ドックでは発見されにくい脳卒中(脳血栓などの脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの脳血管系疾患の総称)など脳に潜む異常を発見し、予防や治療に役立てることを目的とした脳専門の健康管理システムです。

人間の脳は、成人で約140億個の脳細胞により形成されますが、20歳を過ぎると、日々細胞の減少が始まり、 40年で 15億個が死滅すると考えられています。また人間の脳は、感情、運動、思考、言語等を司る部分がそれぞれ決まっており、その担当場所が傷つくと他の脳がその代わりをすることが出来ませんので、後遺症が出てたちまち日常生活にも支障を来します。近年、日本人の平均寿命は著しく伸びてまいりました。その反面、高齢化による脳疾患(腫瘍、梗塞、痴呆症等)が増加しております。心身ともに健康で幸せな日々を送るために、病気を治す努力より病気にかからないよう早期発見に努めることが大切です。

ご自分で大丈夫と思っていても症状を自覚しない間に進行するのが脳卒中の特徴です。貴方ご自身のみならず、ご家族や職場のためにも、脳ドックをお勧め致します。 既に、多数の方々の御利用をいただいておりますが、これを機会に現代医療の最先端の恩恵を受けられますよう御案内申し上げます。

検診システム(脳ドック)の概要

脳梗塞とは

脳内の血管がつまって血液が流れなくなり、脳の組織が死んでしまうことです。手足が自由に動かしにくい・しゃべりにくい、等の症状がでます。意識がなくなったりすることもあります。

脳出血とは

脳内の血管が破れて出血することです。発症は日中起きている間に起こりやすく、症状は脳梗塞と同様で急激に起こることが多い。

クモ膜下出血とは

脳を保護しているクモ膜の下に出血(脳動脈瘤が破れたり、頭部外傷によって起こる)することです。症状は突然におこり、頭痛・吐気・嘔吐などの症状があります。

脳卒中の好発年齢と予後

40~50 才台が好発年齢で死亡率が 50~60% であり後遺症を残すのも20~25% に達し、一度発症すると恐ろしい病状です。

原因と頻度

脳動脈瘤破裂によるもの85% 、脳動静脈奇形出血が 10% 、その他の出血が 5% で、毎年人口l0万人に10~12人発症いたします。

検診の意義

予後不良になることが多い脳動脈瘤は、人口の 0.5% に認められるごくありふれた病気です。この直径が 4mm 以上になると、急に破裂しやすくなりますので、これを未然に防ぐ検診は極めて、意義あるものと考えます。

検診間隔

脳動脈瘤の成因に関しては不明な点が多くありますが、クモ膜下出血の予防には、 35 才から 5 年毎の検診で充分と考えております。

副作用

MRI装置を使用するこの検診システムは、無痛、無害、無侵襲の理想的な検査方法です。

経過観察

一度検診をうけられますとコンピューターに登録し、生涯に亘って定期的に検査の御案内をいたします。万一、緊急検査の必要が生じた際には、優先枠にて検査いたします。

脳ドック検査項目

採血

脳卒中の原因になる多血症、高脂血症(血液中にコレス テロールなどの脂肪が増えた状態)、糖尿病をチェックします。同時に肝機能、腎機能も検査します。

血圧測定

脳出血、脳梗塞等の最大の原因になるのが 高血圧です。高血圧の場合は、血圧コントロールが必要です。

視力検査、眼圧・眼底検査

脳の血管の状態を見るために、眼底検査を行います。
唯一、体の中で小血管を観察できる部位です。糖尿病・高血圧の進行状況を検査します。緑内障も頭痛で発症することがあります。

心電図

不整脈が原因の脳卒中(脳塞栓症)が増えています。 脳卒中に欠かせない検査です。

頭部MRI

脳梗塞、脳出血、脳腫瘍などの異常を見つけ出す検査です。自覚症状がない場合が多いので、早期発見による処置が大事です。

頭部血管撮影(MRA)

くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤や、脳血管奇形、 脳梗塞の原因となる頭頚部血管の閉塞や狭窄をチェックする検査です。造影剤を使用しないで血管を撮影することが出来ます。

問診

日常生活の中での、脳脊髄疾患の警告サインをチェックします。
(動悸、頭痛、一時的な視力低下、夜間の上肢痛など)

総合評価

検査結果を総合的に判断し、必要に応じて、薬による 血圧のコントロール、食事の改善指導など、予防のためのアドバイスをします。また、重大な異常が発見された場合は、直ちに専門医を紹介します。

料金

脳ドック 29,000円・一般ドックにMRIのオプション料 19,000円

お申し込み・お問い合わせ

富田林病院健診センター 電話:0721-28-7060

MRI検査注意事項

  1. ペースメーカー装着者や動脈瘤クリッピング後の方は検査できません。
  2. 妊娠初期の方は原則として検査はできません。
  3. 手術などにより体内に磁性体を埋め込んでいる場合は、検査できない場合がありますので事前にご相談ください。
  4. 検査時間が約30分程かかりますので、重症者や安静を保てない方は、検査不可能な場合があります。
  5. 閉所恐怖症など狭いところが苦手な方は検査不可能な場合があります。
  6. 磁気カード(キャッシュカード・テレホンカード・定期券等)、時計、金属類は、MRI検査室に持ち込めません。
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