臨床研修医募集

初期臨床研修プログラム


初期臨床研修医募集要項

基本理念と基本的臨床研修目標

 人口の高齢化、慢性疾患の増加、在宅医療の進展等医療と日常生活とが接する場面が増加してきている。医師は、単に専門分野の疾患を治療するのみでなく、医師として患者、家族の抱える様様の身体的、心理的、社会的問題も的確に認識・判断し、問題解決を図ることができる能力、いわゆる患者を全人的に診る能力を身につけることが重要になってきている。また、患者・家族も医療に参加するインフォームド・コンセント、チーム医療の推進、家族や福祉サービス関係者等患者本人以外とのに関わりの拡大など医師のコミュニケーション能力の向上も求められている。このことを踏まえ、本院の基本理念、基本方針にも基づき、本院臨床研修の基本目標は以下の事を目指すものである。

富田林病院基本理念

『 私達は常に研鑚し、医療・保健・福祉活動において
                  地域の皆様から安心と信頼を得る病院を目指します。 』

富田林病院基本方針

  1. 地域の中核病院として行政、外部医療機関、福祉施設等関係機関と緊密な連携を図ります。
  2. 急性期医療を担う病院として、救急医療を含め地域のニーズに応える運営を行います。
  3. 患者さんの個性と尊厳を尊重して、真摯な態度で最善の医療を行うことに努めます。
  4. 予防医学を実践し、生活の質の向上に力を注ぎます。
  5. 質の高い医療提供とともに効率的な運営を行い健全経営を目指します。
  6. 自己の能力開発に努めるとともに協調と連携によるチーム医療を実践します。

富田林病院臨床研修基本目標

  1. 医師としての人格を涵養し、将来の専門性にかかわらず、医学・医療の社会的ニーズを認識する。
  2. 日常診療で遭遇する頻度の高い疾病や病態に適切に対応できるよう、基本的な診療能力(知識、技能、態度、判断能力)を身につける。
  3. 緊急を要する疾病に対する初期診療能力を身につける。
  4. 患者の有する問題を身体的、精神心理的、および社会的側面から全人的に理解し、適切に対応できる能力を身につける。
  5. 患者および家族との望ましい人間関係を確立しようと努める態度を身につける。
  6. 慢性疾患患者や高齢患者の診断、治療、予防、在宅医療やリハビリテーション・社会復帰につき、総合的な管理計画に参画できる。
  7. 末期患者を全人的に理解し、身体症状のコントロールだけでなく心理社会的側面、死生観・宗教観などへの側面へも対処できる。
  8. チーム医療の原則を理解し、他の医療メンバーと協調できる。
  9. 適切なタイミングで、コンサルテーション、患者紹介ができる。
  10. 保険診療や医療に関する法令を遵守できる。
  11. 自己評価を行い、第三者による評価を受け入れ、診療にフィードバックする態度を身につける。
  12. 生涯にわたる自己学習の態度を身に付ける。
  13. 医療安全への配慮、病院感染防止、診療録記載は医療の基本としてとくに重要な要素であり、臨床研修を通してしっかりと身につける。

プログラムの特徴

  1. 当院は大阪府南河内医療圏(人口約70万)の地域中核病院の一つであり、とくに富田林市を中心とした診療圏(1市3町村)では唯一の公的病院としての使命を持つ。そのため救急を含む日常の一般診療を通して豊富な症例を経験し、プライマリ・ケアを中心に基本的な幅広い診療能力を修得できる。
  2. 協力型病院と病院群を形成し、2年間で厚生労働省が定めた内科・救急(麻酔科)・地域医療必修科及び選択必修科の研修が出来る。
  3. 地域医療協力施設での研修を通して高齢者医療、地域連携、介護福祉等を研修できる。
  4. 選択科研修では将来の志望も考慮して選択期間を9ヶ月設けていて、初期研修に加えて、広範囲かつ将来の専門研修に繋がる内容の研修を受けることが可能である。
  5. 院内で開催されるCPC、各種教育セミナー、講演会への参加がプログラムに組まれていて医師としての資質が培われる。
  6. 研修期間中、専門的な診療も経験し将来の専門研修へも繋がる。また科学的、研究的な態度も指導され、学会・研究会での発表の機会も与えられる。
  7. 初期臨床研修終了後シニアレジデントとして診療科を特定した専門研修のコースに進むことが出来る。

修プログラムの概要

ローテート方式

なお、研修開始前にオリエンテーションコースを一定期間(2週間)設定する。
○前期(1年目):内科6ヶ月・外科3ヶ月・救急3ヶ月をローテート
○後期(2年目):産婦人科1ヶ月・精神科1ヶ月・地域医療1ヶ月・選択科(9ヶ月)

研修プログラム指導責任者 : 診療局長兼内科部長  窪田 剛
1年 2年
◆内 科
内科領域を三つの
グループに分けて各々2ヶ月研修
・循環器・一般
(2ヶ月)

・腎臓代謝内科
(2ヶ月)

・消化器・血液
呼吸器・免疫
感染症
(2ヶ月)
◆産婦人科
1ヶ月
大阪府済生会
茨木病院
◆精神科
1ヶ月

医療法人六三会
大阪さやま病院
◆外 科
3ヶ月
一般外科

◆地域医療
1ヶ月

医療法人順心会
前田クリニック
◆救 急
3ヶ月
救 急 ◆選択科
選択診療科にて
9ヶ月研修。
原則3科を選択する。
  1. 内科救急疾患、外科救急疾患については内科、外科ローテート中に経験する。
  2. 小児科・産婦人科研修中に分娩・育児について研修する。
  3. 精神科1ヶ月研修は協力型病院である医療法人六三会大阪さやま病院で実施される。
  4. 地域医療1ヶ月研修は協力病院である医療法人順心会前田クリニックで行われる。
  5. 選択研修は研修プログラムに参加する当院の診療科の中から自由に選択して研修する。1科を9ヶ月研修してもよいし、期間を分けて原則として3科を選択する。
  6. CPC(病理カンファレンス)にはすべての研修医が参加できるようにする。
  7. オリエンテーションコース:ローテーション開始前にオリエンテーションを行う。オリエンテーションプログラムには診療録・診断書記載、保険診療、オーダリング、心肺蘇生法などを含む。
  8. また研修期間中に病院感染対策、リスクマネジメント、放射線画像診断、救急診療などの講習会、セミナーを開催し、研修医が参加できるようにする。

研修必修科(部門)

内科|外科救急科婦人科精神科地域医療
麻酔科小児科泌尿器科整形外科眼科放射線科皮膚科臨床検査科・病理

指導体制(診療科責任者・指導医)

 

診療科

職名

氏名

資格等

学会名の「日本」を省略

   

内  科

診療局長兼部長

★窪田 剛

日本医師会認定産業医
日本医師会認定健康スポーツ医
麻酔科標榜医
InfectionControlDoctor

   

原 弘道

内科学会認定内科医

名誉院長

中神一雄

内科学会認定内科医

副院長

金政 健

内科学会指導医・認定医

循環器学会専門医

超音波医学会指導医・専門医

老年医学会指導医・専門医

心臓血管内視鏡学会指導医・専門医

高血圧学会指導医

医学博士(近畿大学)

医師会認定産業医

顧  問

星 充

内科学会

内分泌学会

糖尿病学会

循環器部長

甲斐 達也

内科学会認定総合内科専門医・指導医・近畿支部評議員

循環器学会認定循環器専門医

高血圧学会認定高血圧専門医・指導医・評議員

老年医学会認定老年病専門医・指導医・代議員

人間ドック学会認定人間ドック認定医

医師会認定産業医

医師会認定健康スポーツ医

医  長

早川 敬

透析医学会

内科学会

医  長

前島 哲也

内科学会

循環器学会

動脈硬化学会

老年医学会

高血圧学会

超音波学会

血栓止血学会

医  員

岸田 大

皮膚科学会

皮膚外科学会

医  員

中坊 麻利

循環器学会

内科学会

高血圧学会

老年医学会

嘱託医

江口 次郎

内科学会

消化器内視鏡学会

   

外  科

副院長

★荻野 信夫

外科学会

指導医・認定医

近畿外科学会評議員

消化器外科学会指導医

乳癌学会

評議員・専門医・認定医        

   

林部 章

外科学会認定医・専門医・指導医

消化器外科学会認定医・専門医・指導医

消化器内視鏡学会認定医・専門医・指導医

超音波医学会専門医・指導医

癌治療認定医機構暫定教育医・癌治療認定医

臨床腫瘍学会暫定指導医

消化管学会胃腸科認定医

乳癌学会認定医

肝胆膵外科学会評議員

肝胆膵外科学会認定高度技能指導医

臨床外科学会評議員

近畿外科学会評議員

InfectionControlDoctor

副部長

生島 裕文

外科学会専門医

医長

文元 雄一

外科学会専門医

消化器外科学会認定医

癌治療認定医機構暫定教育医・癌治療認定医

麻酔科

副院長

★野田 啓一

麻酔科学会専門医・指導医

副部長

古市 勝二

麻酔科学会専門

副部長

中村 千賀子

麻酔科学会専門医

小児科

部長

★片岡 知

小児科学会専門医

副部長

宮里 裕典

小児科学会専門

腎臓病学会専門医

アレルギー学会専門医

医長

守脇 孝成

小児科学会専門医

泌尿器科

部長

★今西 正昭

泌尿器科学会専門医・指導医

腎移植認定医

医長

畑中 祐二

泌尿器科学会専門医・指導医

副医長

齋藤 允孝

泌尿器科学会

小児泌尿器科学会

透析学会

臨床腎移植学会

整形外科

部長

★荒木 正史

整形外科学会専門医

整形外科学会脊椎脊髄病認定医

副医長

野々下 博

整形外科学会専門医

副医長

石田 由佳子

整形外科学会専門医

副医長

原田 明久

整形外科学会

眼科

部長

★妙中 直子

眼科学会専門医

眼科PDT認定医

医長

野本 裕貴

眼科学会

緑内障学会

網膜硝子体学会

神経眼科学会

産婦人科

部長

鷲田 彰子

産婦人科学会認定医

母体保護法指導医

耳鼻咽喉科

副医長

疋田 紀子

耳鼻咽喉科学会

救急診療科

部長

大谷 正勝

外科学会指導医

胸部外科学会認定医

循環器学会専門医

心臓血管外科学会専門医

放射線科

部長

★大西 卓也

医学放射線科学会放射線科専門医

核医学会核医学専門医

副部長

東川 元紀

医学放射線学会放射線科専門医

皮膚科

部長

★中川 浩一

皮膚科学会認定皮膚科専門医

皮膚科学会認定皮膚科悪性腫瘍指導専門医

副医長

上原 慎司

皮膚科学会

皮膚外科学会

皮膚悪性腫瘍学会

副医長

吉田 康彦

皮膚科学会

臨床検査科・病理

顧問

★長廻 錬

臨床細胞学会認定医

病理学会認定医

診療科

職名

氏名

資格等

学会名の「日本」を省略

産婦人科

大阪府済生会茨木病院 院長

★曽根春男

産婦人科学会認定医

母体保護法指定医

大阪府産婦人科医会評議員

大阪府済生会茨木病院 部長

池田 義人

産婦人科学会認定医

母体保護法指定医

地域医療(※)

医療法人順心会

前田クリニック 院長

★前田 重成

 

精神科(※)

医療法人六三会

大阪さやま病院 院長

★阪本 栄

精神保健指定医

神経学会専門医

リハビリ学会認定医

医師会認定産業医

医療法人六三会

大阪さやま病院 副院長

上間 武

精神保健指定医

医療法人六三会

大阪さやま病院 医師

上田 敏朗

精神保健指定医

★診療科責任者   ※協力型臨床研修病院

学会施設認定


学会施設認定等

研修必修科(部門)

内科|外科救急科婦人科精神科地域医療
麻酔科小児科泌尿器科整形外科眼科放射線科皮膚科臨床検査科・病理

内科

1.基本理念

 内科の臨床は患者の全身的問題と臓器別の専門的問題の両方について知識と経験、技術を駆使して患者の診断と治療にあたることである。この場合、研修の全体理念にもあるように患者及びその家族に対して全人的な医療が行えなければならない。内科診療に必要とされる基本的な診察法、検査・治療法を学ぶことは卒後初期研修として中核的位置を占めるが、その上で更により専門性の高い内科専門医療についても研修することが可能である。研修での達成目標は、地域の第一線病院としての性格もあり、プライマリ・ケアを修得できることを目標とするが、内科各領域の代表的な主要疾患も経験できる。

2.研修内容

  1. 内科研修としての必修期間6ヶ月を3ヶ月ごとに2つのグループに分けてローテートする。
  2. 内科各分野の主要疾患を経験し、関連する検査・治療手技を修得する。
  3. 入院患者は10人程度を指導医とともに担当する。
  4. 研修の後半では週1回外来診察を担当する。
  5. 急患、救急搬送患者についての診療に加わる。
  6. 画像診断、内視鏡診断などの検査を上級医の指導の下に行う(経験する)。
  7. 回診、カンファレンス、症例検討会、抄読会、CPC、学会、研究会等教育的行事に参加し、発表する。
  8. 入院病歴要約を作成し、指導を受ける。
  9. 上級医とともに当直し、救急疾患の診療に加わる。
  10. 病理解剖に積極的に取り組む。
  11. 日本内科学会、日本循環器学会近畿地方会などで経験した症例について発表する。

○循環器

  • 日常診療で頻繁に遭遇する循環器系疾患(心不全、虚血性心疾患、不整脈、高血圧症、動静脈疾患など)に適切に対応できるように、基本的診療能力を身につける。
  • 基本的診察法(問診、血圧測定、打診、聴診など)
  • 検査(胸部レ腺、心電図、運動負荷心電図、ホルター心電図、心エコー、心臓カテーテル検査など)
  • 処置(心肺蘇生、血管確保、中心静脈穿刺、動脈穿刺、電気除細動など)
  • 治療(心不全、狭心症、心筋梗塞、不整脈、弁膜症、心筋症、大動脈瘤、血栓症、高血圧など循環器疾患の病態を理解した適切な診断と治療)
  • 日常診療で頻繁に遭遇する循環器系疾患(心不全、虚血性心疾患、不整脈、高血圧症、動静脈疾患など)に適切に対応できるように、基本的診療能力を身につける。

○内分泌代謝

  • 日常診療で頻繁に遭遇する内分泌代謝疾患に適切に対応できるように、基本的診療能力を身につける。
  • 糖尿病、高脂血症、痛風、肥満など生活習慣と関連するcommon diseasesの診療を学ぶ。
  • 患者・家族への療養指導、またコメデイカル・スタッフとの協力などチーム医療についても研修する。
  • 基本的診察法(病歴、身体所見を把握、整理記載)
  • 検査((1)病歴、身体所見から得た情報をもとに必要な検査を選択、指示、施行。(2)ホルモン、電解質、脂質など検査値の評価、(3)各種内分泌負荷試験、X線・超音波検査・MRI検査等画像診断、(4)総合的判断、内分泌疾患の鑑別診断、(5)糖尿病合併症の評価)
  • 治療((1)食事療法の指導を含めた患者の指導・治療、(2)糖尿病教室、糖尿病入院などコメデイカルとの連携、(3)運動療法の適応判定と指導、(4)適切な薬物療法の選択、(5)血糖自己測定指導など

○腎臓

  • 腎臓疾患を中心に水・電解質異常、酸塩基平衡異常、糖尿病など全身性疾患に伴う腎臓合併症などの病態を理解し、的確な診断と治療を学ぶ。腎不全についての血液透析については透析センターでのチーム医療に参加する。

○一般

  • 脳血管障害を代表疾患とする意識障害、めまい、ふらつき、しびれ、麻痺など日常的に遭遇する頻度の多い症候について鑑別診断(診察・検査)、治療について習得する。

○消化器

  • 日常診療する機会の多い消化管疾患、肝胆膵疾患に関する基本的な診察、検査、治 療を修得する。急性腹症、消化管出血などの消化器救急についても経験する。
  • 悪性腫瘍の症例も多く、また治療方針についても個々に異なるため、患者・家族への接し方、インフォームド・コンセントについて修得する場となる。
  • 主要な消化器疾患を経験する。
  • 上部・下部内視鏡検査について上級者の指導の下に経験する。
  • 専門的な検査、治療について実際を見学し、要点を理解する。必要に応じて検査・治療の助手を務め、施行前後の患者管理を習得する。 

○呼吸器

  • 肺炎など呼吸器感染症、慢性閉塞性肺疾患、肺癌を主とした呼吸器疾患の診断、治療について修得する。胸部レ腺、CTなど胸部画像診断についても学ぶ。

○免疫・血液

  • 関節リウマチを主とした骨関節疾患、膠原病及び類縁疾患、喘息などアレルギー疾患、自己免疫疾患について診断、治療を研修する。
  • 多臓器障害、不明熱など全身性疾患へのアプローチのし方も学ぶ。
  • 血液領域では貧血、リンパ節腫大などの主要症状の鑑別診断、造血器悪性疾患の診療、化学療法、輸血療法などを学ぶ。

○感染症

  • プライマリケアとして頻度の多いウイルス性疾患、細菌性疾患について症例を経験する。
  • 感染症対策の基本を習得する。
  • 免疫低下状態における日和見感染症についての対策が基礎疾患の治療とともに重要であることを学ぶ。

↑研修必修科(部門)に戻る

外科

基本理念

外科全般にわたる基礎的な診療技術を習得することを目標とする。

特徴

将来外科以外を専門とするものにとっては外科術前術後の患者管理や手術に助手として参加できる唯一の機会であり、真剣に取り組んでいただきたい。
 さらに外科専門医を目指すものにとってはこの外科初期研修は将来の基礎となる重要な第1歩となる。本プログラムは外科関連の日本外科学会、日本消化器外科学会、日本胸部外科学会、日本心臓血管外科学会、日本呼吸器外科学会、日本乳癌学会等の初期研修の期間にも該当する。

研修内容

当院外科の特色とするところは 1.消化器癌の集学的治療、2.Minimal invasive surgeryを目標とした内視鏡外科、3.乳腺甲状腺を中心とした内分泌外科である。
到達目標としては診断、治療方針の決定、手術、術前術後管理を通じて迅速性、正確性の両面を有する医師の養成にある。勤務時間は当院の規定に従うが患者の状態に応じては時間外勤務を要し、宿日直の勤務を要することもあり得る。
 以下に具体的内容を述べる。

  1. 外来においては初診患者の病歴聴取、診察を行い、治療方針、手術適応の有無について十分理解する。
  2. 検査では超音波検査、上部内視鏡、下部内視鏡検査を各々週1日行っており各検査法を修得する。
  3. 週1-2例の手術患者を上級医の指導のもとに受け持ち、病歴、身体所見の取り方、画像診断の計画を学び、術前検討会にて発表する。
  4. 手術には第2助手として立ち会い、解剖を学び、手術器械の操作、縫合、結紮などの基本手技を修得する。
  5. 術前術後の全身管理、創処置について学び、手術所見、病理診断、術後経過について術後検討会にて発表する。
  6. 興味ある症例については関連文献を検索し、抄読会にて報告、あるいは学会報告、論文発表の機会も与えられる。

↑研修必修科(部門)に戻る

救急科

救急研修は、麻酔科での初期トレーニング後、救急診療科及び夜間休日救急対応外来にて行ない、プライマリ・ケアに必要な救急対応の基本的知識と技術を身に付ける。

基本理念

心肺機能停止、緊急を要する病態や疾病、などに対して適切な初期対応ができるようになるために研修を行う。そのために、1)救急患者のバイタルサインの把握、2)重症度と緊急度の評価、3)ショックの診断と治療、4)二次救命処置(ACLS=Advanced Cardiovascular Lif Support)の実施、5)頻度の高い救急疾患の初期治療に関する研修を重点的に実施する。

特徴

救急部門の研修は救急診療科及び夜間休日救急対応外来と麻酔科で担当する。

  1. 心肺停止、ショック、意識障害、脳血管障害、急性心不全、急性呼吸不全、急性腎不全、急性腹症、急性消化管出血など緊急を要する症状・病態の初期治療に参加する。
  2. バイタルサインを把握して重傷度や緊急度および病態を診断し検査、治療方針を立案する。
  3. 気道確保、人工呼吸、心マッサージ、およびこれらを総合した二次救命処置(ACLS)、ショックの診断と治療などを習得させる。また一次救命処置(BLS=Basic Life Support)を指導できるようにする。
  4. 専門医にコンサルテーションできるよう病態を適切に把握できるようにする。
  5. 日常臨床で頻繁に遭遇する一次・二次救急処置に対する初期治療ができるようにする。救急外来の初療はその日の担当医(当直医)を中心として、参加できる医師はすべてに協力して行う。
研修内容(経験目標)
  1. 手技に関するもの
    1. 心肺蘇生法
    2. 気管内挿管
    3. 除細動
    4. 創傷処置
    5. 骨折整復・牽引・固定
    6. 動脈穿刺と血液ガス測定
    7. 観血的動脈圧モニター
    8. 機械的換気による呼吸管理
    9. 超音波検査
  2. 救急診療に必要な知識
    1. 意識障害の診断と治療
    2. 呼吸困難の診断と治療
    3. 胸痛の診断と治療
    4. 不整脈の診断と治療
    5. 腹痛の診断と治療
    6. 吐・下血の診断と治療
    7. 発熱(高体温)の診断と治療
    8. 急性感染症の診断と治療
    9. ショックの診断と治療
    10. 急性臓器不全の診断と治療
    11. 体液・電解質異常の診断と治療
    12. 酸塩基並行異常の診断と治療
    13. 緊急画像診断
    14. 緊急心電図の解読
    15. 緊急検査の適応と評価
    16. 緊急薬剤の使用法
    17. 輸血の適応と実施方法

↑研修必修科(部門)に戻る

婦人科

基本理念と特徴

医師にとって、女性の診療を行う上で、女性の生理的、形態的、精神的特徴、あるいは周産期の病態を把握しておくことは、他領域の疾病に罹患した女性の診察時に適切に対応するために必要なことである。このような観点から、新たな医師臨床研修制度のなかに産婦人科研修が必修科目として組み入れられたことを十分理解した上で研修にあたらねばならない。
協力型臨床研修病院:大阪府済生会茨木病院

研修の内容
本カリキュラムは一ヶ月間の産婦人科の外来および病棟における研修のために作成したものである。
  1. 女性の病態生理と疾患について
    思春期、性成熟期、更年期の生理的、肉体的、精神的変化は女性特有のものである。加齢と性周期におけるホルモン変化に基づく諸々の疾患への診断と治療を研修する。また、婦人科腫瘍については、内診及び超音波断層法、MRI,CT等の画像所見より総合的診断をし、治療については種々の婦人科手術法と手術前後の医師としての対応を研修する。
  2. 周産期における病態と疾患について
    妊娠分娩と産褥期の管理に必要な基礎知識と実践を学ぶ。
    正常妊娠における生理的変化、妊娠の異常についての病態と診断、正常分娩と異常分娩の病態と診断、正常産褥の管理、腹式帝王切開術の経験、産科出血に対する応急処置法、産婦人科診療に関わる倫理的問題の理解、母体保護法関連法規の理解、家族計画の理解などを必須項目とする。また他領域との関連において、妊婦に対する投薬の問題、治療や検査をする上での制限等についての特殊性を理解することは必要不可欠なものである。
  3. 女性特有の疾患による救急医療について
    卒後研修目標である「緊急を要する病気を持つ患者の初期診療に関する臨床能力を身につける」とある。女性特有の疾患:子宮外妊娠の破裂、卵巣腫瘍の茎捻転、卵巣出血によるショック時に的確な鑑別診断を下し初期治療を行う救急医療を研修する。

↑研修必修科(部門)に戻る

精神科

基本理念と目的

 身体疾患を有する患者は不安、抑うつなどの精神障害を伴いやすい。従って、心のケアは精神神経疾患患者のみならず、身体疾患を有する患者に対しても全人的医療を行うために重要である。精神科における臨床研修は、精神神経専門医を目指す医師はもとより、すべての診療科の医師が最低限修得しておくべき精神医学の基本的な知識や手技を学び、心に障害を有するすべての患者に対して適切な初期治療ができるようになることを目的とする。

協力型臨床研修病院:大阪さやま病院

研修内容
  1. 入院及び外来患者の診療や症例検討会などに参加する。
  2. 症状精神病、、痴呆性疾患、アルコール依存症、統合失調症、躁鬱病、不安障害などの主たる精神神経疾患についての基本的知識を学ぶ。
  3. 基本的診察法(問診、病歴聴取、神経学的所見記載、精神症状学的所見記載)、特殊検査(知能・心理テスト、脳画像診断、脳波)、精神科治療法(面接法、心理療法、向精神薬使用法、精神科リハビリテーション)を理解・修得する。
経験内容

(1)診察法・検査・手技

1)精神神経疾患に対する基本的診察態度及び診察法を理解し実践できる。

  1. 精神医学的面接法
  2. 病歴・生活史を聴取する技能
  3. 精神症状の評価及び記載法
  4. 精神医学的診断分類に関する知識
  5. 神経学的所見をとる技能

2)検査法

  1. 心理テスト(知能・性格・認知機能検査など)の実施方法と評価方法
  2. 電気生理学的検査(脳波)の実施方法と基礎的知識
  3. 画像検査(CT、MRIなど)の読影

(2)症状・病態・疾患

1)症状精神病

  1. どのような身体疾患で生じやすいか、またそれぞれの疾患における精神症状の様態と出現の様式、病態を理解する。
  2. 病歴・生活史の聴取法について理解し実践する。
  3. 精神症状の評価法と記載法について理解し実践する。
  4. 薬物治療の原則について理解し実践する。

2)アルツハイマー病と脳血管性痴呆およびその他の痴呆性疾患

  1. 病歴・生活史の聴取法を理解する。
  2. 診察法を理解する。
  3. 画像診断法を理解する。
  4. 認知機能検査法を理解する。
  5. 精神症状の評価法を理解する。
  6. 鑑別診断法を理解する。
  7. 抗痴呆薬の作用機除序、薬物治療法、介護支援制度を含めた介護法を理解する。

(3)アルコール依存症

  1. 病態を理解する。
  2. 病歴・生活史の聴取法を理解する。
  3. 精神症状の評価と記載法を理解する。
  4. 生活指導の原則を含めた治療法を理解する。

(4)うつ病

  1. 病態を理解する。
  2. 病歴・生活史の聴取法を理解する。
  3. 精神症状の評価と記載法を理解する。
  4. 患者に対する対応の原則を理解する。
  5. 自殺の危険性について理解する。
  6. 薬物治療の原則について理解する。

(5)統合失調症(精神分裂病)

  1. 病態を理解する。
  2. 病歴・生活史の聴取法を理解する。
  3. 精神症状の評価と記載法を理解する。
  4. 薬物治療の原則について理解する。

(6)不安障害(パニック障害を含む)

  1. 病態を理解する。
  2. 病歴・生活史の聴取法(ストレスの原因となる事項についての探索を含む)を理解する。
  3. 精神症状の評価と記載法を理解する。
  4. 薬物治療の原則について理解する。

(7)身体表現性障害、ストレス関連障害

  1. 病態を理解する。
  2. 病歴・生活史の聴取法(ストレスの原因となる事項についての探索を含む)を理解する。
  3. 精神症状の評価と記載法を理解する。
  4. 薬物治療の原則について理解する。

↑研修必修科(部門)に戻る

地域医療

医師には患者の健康と疾病についての全体を診ることが期待されており、とくに高齢者に対しては、医師と患者及びその家族との間で十分なコミュニケーションの下に総合的な診療が行われることが必要である。従って、臨床研修では医療という社会的重要性、公共性の高い事業について、地域における多種類の専門職によって担われている保健・医療・福祉の種々の活動を理解し、保健・医療・福祉に関連した基本態度、技能、知識を身につけることが求められる。

研修協力施設:医療法人順心会 前田クリニック
    所在地:南河内郡河南町神山269
    開設者:前田重成

研修内容(経験目標)
  1. 地域において医師の担っている役割の広さを理解する
  2. 診療所での医療の実態から、実地医家に必要な知識や手技、医師・患者関係の継続について理解して診察に当たることが出来る
  3. 地域で継続医療を実践するための必要な医療資源の知識を得る
  4. 地域医療に必要な連携体制を理解して実践できる
  5. 地域実地医家のプライマリ・ケアにおける指導的役割を体験し理解する。
  6. 診療所で診察するにあたり必要な疾患についての知識や医療・介護保険・サービスについて学ぶ
  7. 地域医療に携わっている医師の社会的立場を理解し連携を円滑に図る。
  8. プライマリケア(かかりつけ医)の必要性を理解し、全人的医療が実践できる。
  9. 地域の医師として自ら学び、また研修医の教育に参加する姿勢がもてる。

↑研修必修科(部門)に戻る

麻酔科

基本理念
麻酔科研修は学生臨床実習では到達できなかった目標を達成することを目的とする。術中の麻酔管理に必要な知識、技術はもちろんのこと、術前、術後にわたる患者の総括的なアプローチを重視し、医師として身につけるべき基本的な姿勢を研修期間中に身につけられるようプログラムしている。研修期間は基本的には3ヶ月となっている。
【臨床研修内容】
  1. 術前診察の仕方
  2. 問題点を有する患者の麻酔方法についての立案
  3. 麻酔施行前の準備方法:麻酔器のチェック、挿管の準備、薬剤の準備、静脈路確保のための準備、動脈ラインセットの組み立て
  4. 麻酔実務
    1. 事務的業務:
      ・麻酔記録用紙への正確な記載
      ・その日の麻酔記録のコンピューターへの入力
      ・麻酔処方箋の作成
    2. 全身麻酔実技面B
      ・マスク換気や気管挿管を含む気道確保
      ・静脈ライン、動脈ラインの確保と管理麻酔管理(導入から覚醒まで)の手順
      ・術後指示の出し方
      ・術後回診での患者の回復過程の把握
    3. 脊椎麻酔実技面
      ・局所麻酔薬、麻酔レベルの調べ方など一般的知識の確認
      ・手袋装着、脊椎麻酔器具扱いでの清潔操作の習得
      ・局所麻酔薬による浸潤麻酔の仕方
      ・腰椎穿刺から薬液注入までの手順と術中の麻酔レベルの確認
      ・術中の患者さんの愁訴への対応と術後指示の出し方
      ・術後の麻酔消失過程の確認と患者の満足度や感想の調査
  5. 施行した麻酔についての反省と評価(業務終了後)
  6. 麻酔に関する文献の抄読会と学会、講演会への参加
  7. 麻酔管理に必要な薬剤知識の整理
トレーニングシステムの紹介
  1. 臨床研修担当のドクターを一人きめる.(責任担当制)
  2. 業務の場では、常に指導医が横でサポートし、研修医が一人で実務に関わることはない.
  3. 研修内容で患者が不利益を被りそうな状況が発生しそうなら、直ちに指導医と交代して研修医は見学にまわる
  4. 達成した業務内容と交換に新プログラム提示(ステップ制)
  5. 最終月に“卒業試験”を実施して研修医の目標到達度を評価.

↑研修必修科(部門)に戻る

小児科

基本理念と特徴

主に富田林病院小児科外来・病棟において研修を行い、プライマリーケア医としての小児科の基礎知識、技術、診療態度を習得する。
 また、当地域の輪番制による小児救急を担当しているので、小児救急の現場を経験することが出来る。

研修内容
  1. 血液疾患:溶血性・鉄欠乏性貧血、顆粒球減少症、特発性血小板減少性紫斑病、などの診断・治療を行っている。
  2. 感染・免疫疾患:麻疹、水痘等や小児の一般的な急性呼吸器・消化器感染症、さらに髄膜炎、敗血症などの重症感染症の診断と治療を行っている。また、若年性特発性関節炎,川崎病などの免疫疾患の診断と治療も行っている。
  3. 腎疾患:急性・慢性腎疾患の診断・治療を行っている。必要に応じて大学病院と連係し腎生検のもと、長期腎疾患患児の管理を行っている。
  4. アレルギー性疾患:気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどの診療を行っている。
  5. 神経疾患:てんかん性疾患の診療を行っている。
  6. 心疾患:先天性心疾患、不整脈、川崎病の心合併症等の診断治療を小児心臓専門医のもとで行っている。
  7. 内分泌疾患:糖尿病の管理、下垂体性小人症の診断・治療を行っている。
  8. 新生児部門:産婦人科との連係を行い、低出生体重児、その他の周産期疾患を受け入れている。一般的な新生児疾患の診療を経験することができる。
  9. その他:院内および市の行政協力として、隣接する保健センターなどで、1か月から3歳半までの健診を行っており、各発達段階を理解できる。
週間スケジュール

月曜から金曜の午前中は、外来診察。午後は、病棟の受け持ち患者の回診、健診・ワクチン外来などを下記のスケジュールで行う。
毎週月曜は、輪番制による小児救急のための当直がある。

外来部門

  午前 午後
一般外来 一般外来
一般外来 ワクチン外来
一般外来/内分泌 一般外来
一般外来/心外来 1歳半健診(保健センター)
一般外来/腎疾患 一般外来/特殊検査(エコー・IVP等)/3歳半健診
一般外来

↑研修必修科(部門)に戻る

泌尿器科

目的と特徴

研修内容は専門性に近づいたものであり、泌尿器科全体にわたる疾患を受け持ち基本的な病歴や身体所見の取り方、検査手技、処置、治療等を経験することにより、日常の診療における泌尿器科的知識や能力を習得するとともに他科を目指すものにとっても有用な基本的な判断能力を習得させることを目的とする。

研修内容
  1. 経験すべき診察法・検査・手技
    1. 基本的診察法
      実際に診察し、病態を正確に把握できる所見をとらえ記載する。
      1. 病歴、病状等を問診し記載する。
      2. 全身の観察により理学的所見をとらえ記載する。
      3. 腹部・外生殖器を診察し、所見を記載する。
      4. 直腸内指診を行い、所見を記載する。
    2. 基本的検査
       問診、身体所見をもとに必要な検査を実施し、結果の解釈をする。
      1. 一般尿検査、尿沈査を行い、結果の解釈をする。
      2. 血算、血液生化学検査、腫瘍マーカーを指示し、結果の解釈する。
      3. 尿細菌学的検査、薬剤感受性検査を指示し、結果の解釈をする。
      4. 動脈血ガス分析を行い、結果の解釈をする。
      5. 病理組織検査、尿細胞診検査を実施または指示し、結果の解釈をする。
      6. 泌尿・生殖器の超音波検査を実施し、結果の解釈する。
      7. 腎・尿路の画像検査(単純・造影X線検査、CT、MRI)を実施または指示し、結果の解釈をする。
      8. 膀胱鏡検査を実施し、結果の解釈をする。
      9. 前立腺生検の適応を理解し、結果の解釈する。
      10. 排尿機能検査を理解し、結果の解釈する。
    3. 基本的手技
       基本的手技を理解し、実施する。
      1. 静脈血・動脈血を採血する。
      2. 注射を実施する。
      3. 創部消毒、ガーゼ交換を実施する。
      4. 各種ドレーン、チューブ類を管理する。
      5. 簡単な切開、縫合を実施する。
      6. 導尿・持続導尿法を実施する。
      7. 膀胱内洗浄を実施する。
    4. 基本的治療法
       泌尿器科の基本的治療法を理解し、適切に実施する。
      1. ①泌尿器科疾患の療養指導を行う。
      2. 薬物の作用、副作用、相互作用について理解し、泌尿器科疾患に対する適切な薬物治療を行う。
      3. 泌尿器科疾患に対する外科的治療を理解し、チームの一員として手術を経験するとともに、周術期管理を行う。
      4. 尿路性器悪性腫瘍に対する集学的治療法を理解する。
  2. 経験すべき症状・病態・疾患
    1. 頻度の高い症状
      ①腹痛 ②腰背部痛(疝痛発作) ③血尿 ④排尿障害(尿失禁、排尿困難、尿閉)
      ⑤尿量異常 ⑥排尿時痛 ⑦膀胱刺激症状 ⑧陰嚢痛
    2. 緊急を要する症状・病態
      ①急性腹症 ②急性陰嚢症 ③急性腎不全 ④尿路外傷 ⑤膀胱タンポナーデ
    3. 経験が求められる疾患・病態
      ①尿路結石症(腎結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石)
      ②尿路性器感染症(腎盂腎炎、膀胱炎、前立腺炎、精巣上体炎、性行為感染症)
      ③尿路性器悪性腫瘍(腎細胞癌、腎盂・尿管癌、膀胱癌、前立腺癌、精巣腫瘍)
      ④前立腺肥大症 
      ⑤神経因性膀胱
      ⑥副腎腫瘍(原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫) 
      ⑦上皮小体機能亢進症
      ⑧腎嚢胞
      ⑨膀胱尿管逆流症
      ⑩腎盂尿管移行部狭窄症
      ⑪尿管膀胱移行部狭窄症
      ⑫陰嚢水腫
      ⑬停留精巣
      ⑭夜尿症
      ⑮膀胱脱

↑研修必修科(部門)に戻る

整形外科

基本理念

脊椎、骨、関節、等の運動器疾患の基本的な理解と、基本診断、治療手技の獲得を目指す。

研修内容
  1. 整形外科疾患名を記憶する。
  2. 外来で患者の問診とカルテ記載を受け持ち、疾患名を類推する。
  3. 外来で指導医の行っている診察、レントゲン等の検査オーダー、治療、処置を見学し、イメージトレーニングする。
  4. 病棟では指導医が受け持っている患者の、退院までのプランニングを立てる。
  5. 出来るだけ多くの手術に立ち会ってイメージトレーニングをするとともに、手術記録を記載する。
  6. 患者のみならず患者家族とのインフォームドコンセントの取り方について学ぶ。
当科研修希望者に必要な条件
  1. 礼節を重んじ、一般常識のわかる人。他人と上手にコミュニケーションがとれる人。
  2. 医師としてのプロ意識がある人。
  3. 予習、復習をする人。
  4. 将来、整形外科医になることも選択肢に入れている人。
当科の特徴

年間手術件数は400件前後、疾患別では四肢の骨折、外傷が過半数をしめる。また、部長が脊椎外科を専門としているため、年間40~50件の脊椎(主に腰椎)手術がある。マイクロサージェリーは、脊椎を除いては積極的には行っていない。変性疾患は、人工関節を中心に行っている。

↑研修必修科(部門)に戻る

眼科

研究内容と特徴
  • 眼科医としての基本的な知識、技術を修得する。
  • 眼科微小循環系疾患は内科の糖尿病、高血圧、心疾患等の循環器系疾患と密接な関係  を有する。
  • 内科の循環器系疾患を眼科の眼底血管を直接観察することによってその病理、病態を理解し、診断、診療にる過程を理解することを目的とする。
  • 眼科診察の流れ、検査法、治療、手術に対する基本事項を修得する。
  • 前眼部疾患、白内障、緑内障、眼底疾患における基礎的な眼科的検査、前眼部検査、眼底検査について学ぶ。
  • 研修期間中に以下の経験目標を達成するよう努力する。
基本理念と特徴

眼科医としての基本的な知識、技術を修得する。
高血圧、糖尿病、脳卒中、静脈閉塞症等の循環器系疾患を眼底血管の観察を通して理解し、診断、治療に至る過程を理解することを目標とする。

研修内容

眼科の診察の流れ、検査法、疾患概念と治療、手術の準備と受け持ち医師の心構えについての基本事項を臨床を通して学ぶ。
眼底検査、眼底撮影、蛍光眼底撮影を実際に行う。手術入院患者を受け持つことで全身疾患の把握と全身管理、手術内容経過を理解する。

経験目標
  1. 診察法、検査、手技
    基本的診察法
    病歴聴取、眼科領域の診察(眼瞼、結膜、角膜、水晶体、眼底、瞳孔、眼球運動、視力検査)ができ、記載する。
    検査
     1.自動屈折検査 2.細隙顕微鏡検査 3.眼圧検査 4.眼底検査
       検査結果の理解
       視野検査、眼位検査、複像検査、隅角検査、蛍光眼底撮影検査、超音波検査、
       ERG検査、色覚検査、眼軸長検査
  2. 疾患 
     白内障、緑内障、眼底疾患、網膜微小循環疾患
    当科では眼微小循環疾患の基礎的研究として高血圧自然発症ラットを用いてその眼底を検索することにより、高血圧における降圧剤治療の効果を比較検討している。 

↑研修必修科(部門)に戻る

放射線科

放射線科は画像診断(interventional radiologyを含む)、核医学、放射線治療より成り立つが、当院には核医学、放射線治療の施設がなく、画像診断についてのみ研修を受入れる。

研修項目

  1. 放射線管理と被爆防御
  2. 画像診断に必要な正常解剖
  3. 各種検査の適応と禁忌
  4. 各種検査の基本的読影と所見記載
  5. 造影剤の使用方法と副作用に関する知識
  6. IVRの基本手技

経験目標:以下の検査手技、読影

  1. CT検査
  2. MRI検査
  3. 超音波検査
  4. 上部消化管造影検査
  5. 注腸検査
  6. 血管造影検査
  7. 胆道ドレナージ
  8. 動脈塞栓術

↑研修必修科(部門)に戻る

皮膚科

基本理念と特徴

皮膚科には湿疹皮膚炎、蕁麻疹、薬疹、皮膚感染症などの内科的疾患群と、熱傷、皮膚腫瘍などの外科的疾患群がある。また膠原病、Chediak-Higashi症候群などの全身性疾患の皮膚症状として生じる疾患群もある。第一目標は多岐多様な皮膚疾患を正確に診断し、適切な治療方針の決定ができるようにすることである。
また、分子生物学、遺伝学、免疫学などの基礎医学の進展に伴い、水疱症、角化異常症、色素異常症、皮膚腫瘍などでさまざまな知見が得られてきている。第二目標は最新の知見に基づいた疾患の理解と、治療法を学ぶことにある。
さらに、皮膚疾患には精神的なQOLを低下させやすい疾患群も多いことから、患者さんとコミュニケーションを取りながら、いかにしてQOLの改善を図るかも大切である。

研修内容
  1. 外来診療では、一般検査、診断、治療の基本的能力と技術を修得する。
  2. 入院患者を常時2,3名受け持ち、疾患の治療、全身状態の把握と管理を修得する。
  3. 基本的な外科的手技を修得する。
  4. 分子生物学的、遺伝学的、免疫学的診断法の基礎を経験する。
経験目標

(1)診察、検査、手技

  1. 皮膚科患者の病歴聴取
  2. 皮膚病変の記載、記録
  3. 皮膚科的な検査
    3-1 貼付試験、光貼付試験
    3-2 プリックテスト、スクラッチテスト、皮内テスト
    3-3 温熱、寒冷、光線誘発試験
    3-4 最小紅斑量測定
    3-5 内服誘発試験
    3-6 皮膚生検、病理組織診断
    3-7 免疫蛍光抗体法

(2)疾患

  1. 湿疹、皮膚炎群(アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎を含む。)
  2. 蕁麻疹
  3. 紅斑、紫斑
  4. 薬疹、中毒疹
  5. 水疱症、膿疱症
  6. 角化異常症
  7. 色素異常症
  8. 膠原病
  9. 母斑
  10. 良性腫瘍
  11. 悪性腫瘍
  12. 細菌感染症
  13. 真菌症
  14. ウイルス性皮膚疾患
  15. 抗酸菌感染症
  16. 性病

(3)治療

  1. 内服療法
  2. パルス療法
  3. 皮膚悪性腫瘍に対する化学療法
  4. 外用療法
  5. 密封療法
  6. 皮膚潰瘍処置
  7. 光線療法
  8. 凍結療法
  9. 皮膚手術(腫瘍摘出術、植皮術、皮弁形成術)
  10. 生活指導
  11. 慢性皮膚疾患患者への説明

↑研修必修科(部門)に戻る

臨床検査科・病理

本院の臨床検査科病理検査室においては生検、手術標本の病理診断、剖検、細胞診を業務とし、専任病理医と細胞診スクリーナーが担当している。臨床研修の選択診療科として臨床検査科・病理を選択できる。生検、手術標本の病理診断や細胞診断は最終的臨床診断の基礎となり、EBMの重要な一翼を担う分野であり、病理専門医を目指す医師のみならず、臨床家たるものは病理診断を修練することは治療方針を樹立し、予後を知った上でインフォームドコンセントを行うのに非常に必要なことである。

研修事項
  1. 生検病理診断(内視鏡、針生検、各臓器試験切除標本);胃腸、気管支、乳腺、婦人科領域、泌尿器領域、整形外科領域、形成外科領域、耳鼻科領域、皮膚科領域。
  2. 手術材料病理診断(根治手術摘出標本の切り出しを含む);胃腸、食道、乳腺、肝胆道、膵、肺、子宮卵巣胎盤、腎、前立腺、骨軟部組織、皮膚、鼻腔など。
  3. 同上写真撮影デジタル化記録法。免疫組織化学(外注)、電顕(固定のみ)。
  4. 細胞診断;乳腺(吸引)、婦人科領域、気管支擦過診、喀痰、尿。
  5. 剖検;病理診断、報告。
  6. 臨床検査;化学、生理、細菌、一般、輸血。
  7. 術中迅速診断;毎週随時、予約制。
  8. CPC(内科、外科)、他に大阪地区症例検討会。

↑研修必修科(部門)に戻る

研修医の処遇と採用

【身  分】研修医

【勤務時間】平日午前9時~午後5時25分/土曜午前9時~午後1時15分(4週7休但し研修プログラムに含まれる時間外の教育的行事には出席しなければならない
      (例)CPC、各種セミナー、カンファレンス、講演会など

【当  直】副直として上級当直医とともに診療に当る。当直手当てについては別に定める

【時間外診療】重症ならびに緊急診療等のため夜間・休日診療に携わることがある時間外手当については別に定める

【社会保険制度】あり            【健康保険】あり

【医師賠償責任保険制度】あり

【学会への参加】所定の範囲での交通費・宿泊費・参加費の費用について病院負担

【健康管理】定期健康診断あり

【給  与】1年次 30万円 

2年次 30万円

勤務奨励金(賞与に相当)年2ヶ月

【宿  舎】あり(単身用3戸)       【通勤手当】あり

【休  暇】4週7休・5月30日創立記念日・年末年始・夏季休暇

定員 1学年 3名以内
応募 面接・試験の5日前まで
面接・試験 平成21年8月7日・8日・23日
平成21年9月5日・6日・12日・13日
問い合わせ先 〒584-0082 大阪府富田林市向陽台1-3-36
大阪府済生会富田林病院 総務課
TEL 0721-29-1121
FAX 0721-28-3550
▲ ページの先頭へ戻る